簡単なメンテナンスを紹介しようと思います。モータースポーツではオートバイは必要な道具であり、他のスポーツにたとえればスノーボードの板、
サッカーで
言ったらサッカーボールのようなものです。要は機械と言うTOOLを他人よりうまく使いこなせば良いのです。
ただしこれら道具はパソコンのようなアッセンブリパーツの集合体でおまけに他のスポーツ用品より可動部分が複雑で多いため消耗部品の
交換、掃除、給油、脱脂等のメンテナンスをしなければいけません、もし怠ると走行抵抗の増大→ラップタイムの降下→消耗部品の破損→場合によっては大けが
ということになります。運良くけがを免れてもあとの修理費でムンクの叫び状態になっちゃいます(^^;)。一カ所の破損が他の部品も破損させる場合があるからです。
ツーリングの途中に立ち寄って走る程度ならそんなに心配はいりません。なにせみんな同じような感じで走ってます。しかし常連さんに軽くあしらわれてしまい、
はまってしまった人はバイクをちゃんとメンテナンスした方が良いでしょう。
少しだけつっこんだ話をすると。
この世界の常識にサーキットでの消耗度は一般公道の十倍以上だと言われてます。タイヤだって公道なら最大5000kmは持つけどサーキットは
3時間で終わってしまいます。
筑波サーキットを例にします。
全長が2.070kmのコースを約1分くらい周回し実走行時間は25分とすると、
単純に考えて25周は回ることになります。すると、2.070×25=約52kmです。1時間走行すると約104kmですね、
3時間走行すると約312kmで寿命となります。これを計算すると5000÷312=約16でサーキット走行の消耗度は公道の最大約16倍ってことになります。
メンテナンスが必要な最大の理由はこれがバイク全体の消耗部品におよぶからです。ドライブチェーン、タイヤ、スプロケット、ミッションOIL、エンジンOIL
フォークOIL、ブレーキパッド、ブレーキOIL、スパークプラグ。これらの消耗品は公道の1/10サイクルで交換するのです。
出荷時状態のフルノーマルならあまりシビアに考えなくていいですよ。交換に気をつけるものとして、エンジンOIL、ドライブチェーン、ブレーキパッド
ブレーキOIL、OILフィルター、フォークOIL、スパークプラグです。古い型式のバイクなら排気系やエアーフィルターの掃除も忘れずにね。
工具も必要となるんだけど、工具メーカーが無名だと部品を壊して一式交換の悲劇が生まれます。(^_^;) 予算の許す範囲で良いものを
購入してください。外国製のような高級品でなくてもOKです。無難なメーカーとして、KOKEN、KTC、ベッセル、TONE、なら
問題ないでしょう。これらのメーカーならディスカウントショップでも取り扱っているため比較的、安くToolの精度も外国製と同等です。
バイク自体の構造を知るためにもサービスマニュアルと部品表を買いましょう。バイク屋さんで注文出来ます、メンテナンスの時は絶対必要ですよ。
大半はサービスマニュアルに記載された通りメンテナンスします、迷ったときは必ず見てください。
簡単で一番見なければいけない箇所を説明します。
(1)ブレーキ編
ブレーキのお掃除箇所は、パッドピン(ブレーキパッドを支え得る棒、これで
パットがスライドする)、ブレーキパッド、
ブレーキピストン(ブレーキパッドをブレーキディスクへ押しつけるやつ)
ブレーキディスクです。ディスクはブレーキキャリパーを外してから全体をブレーキクリーナで洗浄するだけなので簡単です。
(注)新型のバイクはブレーキピストンを中性洗剤で水洗いし、ブレーキピストンに専用グリスでグリスアップが指定された車種が
増えたようなのでサービスマニュアルを参照してください。
面倒なのはブレーキキャリパーです。まず4輪用OIL交換トレイを用意し、パットピンを抜きブレーキパットを左右どちらかわかるように裏
にマジックペン等で目印をしてください。各部品はチリ等がつかない用にトレーにおいてブレーキクリーナーで洗浄します。
ブレーキピストンはブレーキレバーを押すとせり出でくるのでブレーキクリーナーで洗浄しOILをブレーキピストンとキャリパー本体のすきま
(簡単に言えばOILシール)へシリコンOILを微量に塗ります。
ブレーキピストンを押し戻すとき、手で出来ない場合は堅い木の棒で押し戻しましょう。ブレーキピストンはあまり押し出さないほうが良いですよ。
パットピンに薄くモリブデングリスを塗り、ディスクパットを目印とおり組み付けてください。
あとは分解した手順と逆に組み付けます。車種によってことなるのでサービスマニュアルを参照してください。
注意点は締め忘れ、組み付けミス、OILやグリスは微量で十分です。
ブレーキディスクとブレーキパットはOIL、グリース類は絶対に付けないでください。
本来ならエアー抜きも書くべきですが、この部分は説明が難しいです。重要な作業でホース内に空気が残ってしまうとブレーキが効かなくなって
危険です。図解を交えながら説明しないと初心者には理解できないかも。Winkiのパソコンスキルはあんまりないもんで図が書けません(^_^;)
サービスマニュアルに詳しい内容がのっているのでそちらをよーく読んでください。これじゃあんまりなんで要点だけ書きます。
出来ればベテランに一緒に付いてもらって教えてもらってください。
ブレーキキャリパーに8m角のブリザーバルブがあるのでそこに対油性の半透明ホース(サイズがジャストフィットしないパイプはNG)1mくらいを
取り付けレンチで反時計回りに回すとOILが出るので素早くブレーキレバーを握りフルストロークしたらブリザーバルブを素早く閉めます。
ゆっくりブレーキレバーを離しブレーキOILがマスターシリンダータンクになくならないように補充しながら気泡が出なくなるまで繰り返します。
それから一度使ったOILは再使用不可だからね。
交換の目安はローラーとプレートの隙間が広がってきたら交換してください。
注意点は指や手をけがしやすいので気を付けてください。